全国災対連メール情報 2008/6/24

 岩手・宮城内陸地震災害への各団体の取り組み(続報)


●宮城高教組(宮城県高等学校教職員組合)
宮城高教組は、地震発生直後、現地の被害状況を把握するた
め栗原市内の学校訪問を行いました。一部生徒・教職員の家
屋に全壊・半壊の被害をもたらしています。学校施設にも大
きな損傷を与えました。そのため、いまだに授業が再開でき
ない高校もあり(24日現在)、大変心配しています。
宮城高教組は6月24日、宮城県教育委員会に対し、県教委と
して以下の施策を行うよう緊急申し入れを行いました。
1.各学校の被害状況を確実に把握し、速やかな復興に努め
ること。特に、県立岩ヶ崎高校の授業再開にむけ全力を尽く
すこと。
2.校舎はもちろん、破損した備品、教材や資材など、教育
活動に必要な物資を学校からの申請に基づき、ただちに補充
すること。
3.各学校の校舎の耐震補強をただちに実施すること。破損
状況が大きい場合は、一時的な補修にとどめるのではなく、
改築・新築も視野に入れて検討すること。
4.地震で被災した生徒に対して授業料の減免措置を講ずる
こと。その際、罹災証明書等を用いるなどして速やかに措置
できるようにすること。
5.被災が原因で経済的に困難に陥った家庭に対して、その
生活保障のための「緊急融資制度」の創設を国と県当局に申
入れること。
                                 以上