全国災対連メール情報 2008/6/20

    岩手・宮城内陸地震災害への各団体の取り組み(続報)


●全商連(全国商工団体連合会)
胆江民主商工会(奥州市)「胆江民商ニュース」より
奥州市衣川区では震度6強を記録しました。
金ヶ崎支部のS支部長が一時は意識不明となる重傷で入院中で
す。また、胆沢区のTさんは、住宅が半壊、集落も避難勧告が出て
近づけない状態。「自宅は建て直しになる。再建をどうするか悩んで
る」と語ります。衣川区では、続く余震のため、水道復旧の見通しが
立ちません。民宿経営の会員も「お客さんは全てキャンセルした。余
震が続き、これからどうなるのか不安」といいます。
農地の状況も深刻です。配水管の断裂などで、水田には充分に
水がいきわたりません。中には既に干上がり始めた水田もあります。
前沢区のSさんは、「この時期に水が来ないと、稲が全滅する。一
刻も早く復旧して欲しい」と語ります。
●全日本民医連(全日本民主医療機関連合会)
全日本民医連は6月17日、今回の地震災害への救援募金を、
全国の職員と共同組織の方たちに呼びかけました。募金は7月末
までを期間とし、被災のあった県連とも相談し、被災のあった関係
自治体などへの救援募金とします。
募金の振込み先 郵便振替口座 00130-6-20292
                名義 全日本民主医療機関連合会
 通信欄に「岩手・宮城内陸地震救援募金」と記入してください。
震源に近い宮城民医連のくりこまクリニックでは、患者、職員への人
的被害はなく、在宅のひとり暮らしの患者・利用者の安否も確認で
きたとの報告がありました。カルテが散乱、ブロック塀の一部が倒壊
するなどの被害はありましたが、建物などに異常はなく、職員の作業
で片づけを終え、無事月曜からの診療を開始しています。
                                   以上