全国災対連メール情報 2008/7/30

   岩手宮城内陸地震現地調査を行いました(2)


 現地調査の2日目(7月20日)は、現地の国民大運動岩手
県実行委員会を中心に、岩手県一関市、奥州市の被災地を視
察しました。
 午前中、宮城県境の一関市内を視察。県道49号栗駒衣川
線のがけ崩れ現場や、地割れを起こした公民館を調査したの
ち、県道沿いにある農家の方、業者の方のお宅を訪問し、被
災当時の様子や、現在の生活の状況についてお話をうかがい
ました。
 午後は奥州市内を視察。奥州市での調査には、奥州市の菅
原明議員(共産党)、今野裕文議員(同)、千田美津子議員
(同)も同行しました。衣川区天土地区では市道に落石があ
り、石生地区では地滑りのため住宅が被災しました。被災住
民が入居するための仮設住宅が建設中でした。胆沢地区で
は、農道の地割れのため水田にも被害が生じており、農業へ
の被害も深刻な状況でした。
 これらの地区は、住宅そのものへの被害は少ないものの、
地滑りや落石の起きやすい地質で、家屋の裏山が地滑りを起
こしていたり、家屋のすぐ近くに落石が起こるなど、安心し
て住める状況ではありません。にもかかわらず、地震後もそ
の家屋で人々が生活をしており、一刻も早い対策が必要で
す。
 全国災対連は、今回の調査を踏まえて7月25日に第2次政
府交渉を実施しました。